こんにちは 辰尾です。
今迄の街路樹のお話は季節的に春と夏の樹木の姿が中心でしたが、これからは紅葉をはじめとした春や夏とは違った姿の樹木を紹介していきたいと思います。先回イチョウ並木を紹介しましたが、もう少し時間が経ってからの黄葉の美しさも紹介したいと思っています。
今回は、春先には優雅な花(総苞:そうほう)を付けて、秋には真っ赤な実を付ける樹木を紹介します。この樹木は日本が桜をアメリカに贈ったお返しにアメリカから日本に贈られた樹木「日米親善の樹」です。今ではわが国においても、桜の時期が過ぎた頃、桜の花の艶やかさに負けないくらいの優雅な花(総苞)を付けて、通行人を楽しませてくれます。しかし、この樹木の秋の姿を知っている人はそう多くはないような気がします。春には銀座3丁目の松屋通り、銀座7丁目の花椿通りで優雅な花を楽しんだ人も多いと思いますが、
さて何の樹でしょうか?
銀座3丁目松屋通り 赤い木の実 銀座7丁目花椿通り
この赤い木の実を見てハナミズキと分かる人は樹木に関心を持っている人だと思います。 そう、春からはなかなか想像できないですね、ハナミズキです!
優雅な花に見えるのは花を包む葉のことで、これを総笣(そうほう)と言います。紅色、白色、濃赤色、ピンクのものがあり優雅な花が咲いているように見えますが実は葉なのです。。
又来春には綺麗な総苞(葉)を観る事が出来ますので松屋通りや花椿通りを歩いてみて春と秋の違いを感じてみて下さい。
公園の春のハナミズキ